[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳
- 放射平衡計算のためのバンドモデルテスト
- H2O 混合大気の放射計算のためのバンドモデル開発を進めている
- モデル概要
- 0 - 100000 [cm-1] を 43 バンド
- バンドごとに吸収断面積 sigma_a(p), 散乱断面積 sigma_s(p) を決める.
- sigma_a(p) = sigma_a0 * (p/p0)^n
- sigma_s: 温度圧力依存性なし(バンドごとに定数)
- sigma_a(p), sigma_s は, line-by-line 計算によるフラックスを再現するように決める
- 今回の計算
- 地表面温度 300[K], 等温成層圏 (140, 160, 180 [K]) のプロファイルを再現するようにバンドの吸収散乱断面積を決めた
- 上空の加熱冷却率の再現性がよくない
- 確認, 検討事項など
- バンドごとの加熱率プロファイルを確認する
- 評価関数の検討
- 上空で加熱率が合いやすくなるように, 重み関数を工夫する
- 太陽光, 惑星放射による加熱冷却率を別々に評価する
- 加熱率の相対誤差で比較するなどを検討
- k-分布も視野に
- dcrtm HP についての進捗
- ソースコード, 簡単なチュートリアルは非公開ページにまとめた
- https://www.gfd-dennou.org/GFD_Dennou_Club/dc-arch/dcrtm/
- ライセンス, 支配方程式などのドキュメントは作業中
- ライセンス
- MT_CKD のライセンス, MT_CKD への謝辞を明記
- 作成して, 佐々木さんに確認してもらう
- mtg 資料
- 放射計算の検証
- 比較対象となるモデル, 観測を検討している
- スペクトル: CIRS データ
- エネルギー輸送: Burrows, Marley, Sromovsky 他
- 温度構造: Appleby & Hogan, Liu 他
- 雲
- Wong 2005 をレビューしている
- NH4SH の複素屈折率を探している
- 高度別の各分子種寄与の考察
- 全分子を含んだ放射平衡計算と, 着目する高度で特定の分子種のみ混合比を 0 とした放射計算の結果を冷却率で比較する
- 計算の効率化
- 学振 PD 申請
- DCRTM web ページ
- ガス惑星モデルのページを作成
- チュートリアル, ドキュメントなどはまだ無い.
- 4/13 (月) 9:00-
- 10:30- 石川先生による H2O 連続吸収に関する lecture の予定
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2015/04/06, Since: 2015/04/06