レーコードプレーヤーにカメラを載せることができなかったので,
撮影はレコードプレーヤーの外側にアングルで枠を作り,
その枠に取り付けたカメラ (静止系) からストロボ撮影した.
静止している写真ではどこが流れているかわからないが,
幸なことに表面に浮いているアルミの粉は流れの強いジェットのところに
集まってくる.
したがって, アルミ粉が集まってできた銀色の筋が「流れの筋」だと
思ってよい.
流れの向きは回転台の向きと同じで,
時計周りに回っている回転台に対して, さらに時計周りに回っている.
すなわち静止系から見たとき,
表面の流れは回転台よりも早く回っていることになる.
この流れは回転数などの実験条件によって,
いろいろな波数で蛇行をする.
温度分布も, 流れのパターンに対応した波数が確認できるが,
流れは「表面」のアルミ粉,
温度は「底面」の液晶シートで可視化されているので,
位相を比べるのにはその点に注意する必要がある.
なお実験条件のうち,
回転数はかなり正確に測定できているものの,
温度の条件は Kitchen Experiment の悲しさで,
あまり正確ではない.
氷水, 温水共に実験している間にどんどん変化していく上に,
全く撹拌していないので場所 (上下) によってかなり温度が違う.
それを回っている水槽の温度を外 (静止系) から棒温度計を使って
計っているのだから.....
波数 3
回転数 : 5.7rpm
外側の温度: 33度
内側の温度: 8度
波数 4
回転数 : 8rpm
外側の温度 : 33度
内側の温度 : 5度
波数 5
回転数 : 20rpm
外側の温度 : 27度
内側の温度 : 11度
波数 6 ?
回転数 : 20rpm
外側の温度 : 29度
内側の温度 : 9度
撮影条件
[f=28mm, AUTO, ASA100, ストロボ撮影]