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ステップ4 - ファイルから初期値を入力

2003 年 8 月 21 日 地球流体電脳倶楽部


次に gtool4 形式ファイルのデータをプログラムに入力する方法について解説します. これは出力結果を初期値として計算を継続する場合, 初期値を変えた計算を行うなどの場合に必要となります.

必要となる手順は

です. これらは『gtool4 ライブラリ』の手続きのうち を用いて行うことができます. 以下にファイルからの変数の読み取りを行うサブルーチンの例 (LoadVariable) を示します.


  subroutine LoadVariable(var_uri, array, length)
  
    use gtool                                              ! モジュール指定 
  
    character(len = *), intent(in) :: var_uri              ! gtool 変数の URI
    integer, intent(in)            :: length               ! 出力用配列の長さ
    real(8), intent(out)           :: array(length)        ! 出力用配列
    type(GT_VARIABLE)              :: var                  ! URI で指定される GT_VARIABLE 型変数

    continue

  
    call open(var, var_uri)                                ! GT_VARIAVLE 型変数を開く
    call get(var, array, length)                           ! 値の入力
    call close(var)                                        ! 終了処理
  
  end subroutine LoadVariable 

このサブルーチンでは, 第 1 引数で与えられた gtool4 変数("ファイル名@変数名" として指定)の値を第 2 引数の配列に格納して返します. gtool4 変数の記述方法と, それを表す文字列のプログラム内における扱いに関する詳細は リファレンスマニュアル を参照してください.


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