R座標系はx軸, y軸ともに0 から 1の値をとり,
描画範囲は 1:1 の縦横比を持つ.
これに対して, 実際のデバイスの縦横比はいろいろである.
描画範囲とデバイスの縦横比が一致しない時には,
通常 sgfrm が呼ばれた段階で,
デバイスの中央に描画範囲が最大内接するように
ワークステーション変換が設定される.
しかし, デバイスの描画領域をいっぱいに使いたかったり,
逆に, 図の回りに適当なマージンをとりたい場合もある.
そのような時には, GRPH1/SLPACK を使う.
SLPACK は基本的にワークステーション変換を設定するもので,
描画範囲の縦横比を変える以外に,
マージンにタイトルなどの文字列を書いたり
1枚の紙に複数のフレームを並べたりする機能がある.
この様な機能をレイアウト機能と呼ぶ.
このレイアウト機能を使うには, デバイスをオープンした後で sgfrm を呼ぶ前に, 適切な設定を行なう. 例えば,
NumRu::DCL.sgopn(iws) CALL SGDIV('S', 4, 3) ! 1ページを4×3に分割する CALL sgfrm ・・・・・・・・ CALL sgfrm ・・・・・・・・ CALL sgcls
とすることで, 1ページに12枚のフレームを設定することができる.