3.3.1 ODRKG/ODRK4/ODRK2/ODRK1

1.
機能
特定のアルゴリズムに従い, 与えられたステップ幅で1ステップの積分を行う. 積分アルゴリズムは odrkgがルンゲ-クッタ-ギル, odrk4が4次精度のルンゲ-クッタ, odrk2が2次精度のルンゲ-クッタ, odrk1が1次精度のルンゲ-クッタ(Euler) である.

2.
呼び出し方法
CALL ODRKG(N,FCN,T,DT,X,DX,XOUT,WORK)
CALL ODRK4(N,FCN,T,DT,X,DX,XOUT,WORK)
CALL ODRK2(N,FCN,T,DT,X,DX,XOUT,WORK)
CALL ODRK1(N,FCN,T,DT,X,DX,XOUT,WORK)

3.
パラメーターの説明
n (I) 被積分変数(方程式)の数. (i)
fcn 手続き名 dxを計算するメソッド(元サブルーチン)名.
t (R) 独立変数tの値. (i)
dt (R) 積分ステップ幅. (i)
x R(N) 被積分変数の t=T における値. (i)
dx R(N) 被積分変数の t=T における微分値. (i) odrkgの時は dxの値は 保存されない.
xout R(N) 被積分変数の t =T+DT における値. (i) 実引数として xと同じ変数を 指定してもよい.
work R(N,M) 作業変数. M=3 ( odrk4) または 1 (その他のルーチン).

4.
備考
(a)
fcn は メソッド(元サブルーチン)の形でユーザーが用意する. その形式は以下のとおり.
SUBROUTINE FCN(N,T,X,DX)