7.3.1 vrrnm/vrrnm0/vrrnm1

1.
機能
移動平均を計算する. vrrnmglpget/glpsetの管理する 内部変数'LMISS'.true.なら欠損値処理をする; .false.なら欠損値処理をしない. vrrnm0は欠損値処理をしない. vrrnm1は欠損値処理をする. 欠損値は glpget/glpsetの管理する 内部変数'RMISS'で決まる.
2.
呼び出し方法
ry = NumRu::DCL.vrrnm(rx,n,jx,jy,nb)
ry = NumRu::DCL.vrrnm0(rx,n,jx,jy,nb)
ry = NumRu::DCL.vrrnm1(rx,n,jx,jy,nb)
3.
パラメーターの説明
rx (R) 移動平均を計算する実数型の配列.
ry (R) 計算結果を納める実数型の配列.
n (I) 処理する配列要素の個数.
jx, jy (I) 配列 rx, ryにおいて, 処理する配列要素の間隔.
nb (I) 移動平均をとるデータ長.
4.
備考
(a)
nbは1以上n以下, かつ奇数でなければならない.
(b)
rx, ryにおいて, 処理する第i番めの要素を RXi , RYi, また M=(nb-1)とおくと, 移動平均の結果は, i =M+1からn-Mまでについては, RYi = (ΣMi =-MRXi ), それ以外については欠損値 (glrget/glrsetの管理する内部変数'RMISS' で決まる)が代入される. 欠損値処理をするような設定になっているときは, 欠損値でないデータについて平均値を計算する. このとき上式の分母にあらわれるnbは 欠損値ではないデータの個数となる. また, 移動平均を計算する配列要素すべてが欠損値のときは 欠損値が返される.