A. 数理モデルの詳細   b. 乱流モデル up previous next
A.b.ii. 地表フラックスパラメリゼーション

地表からの運動量と熱のフラックス は Louis (1979) のパラメタリゼーションを用いて計算する. 熱に対するバルク係数は運動量に対するそれに等しいとする. 日変化を考慮することと 運動量フラックスから計算される地表摩擦の大きさに注目することから, 本研究では地表フラックスの計算を丁寧に行う必要がある. 地表フラックスの大きさは大気の安定度によって大きく変化する. Louis (1979) のパラメタリゼーションは 地表フラックスの大気安定度依存性を簡単に表現することができる方法である.

(A.14)
(A.15)

ここで はモデル最下層高度 での水平風と温度, は地表面温度である. バルク係数 は

(A.16)

から計算される. ここで

(A.17)

であり, はカルマン定数, は地表面粗度である. = 0.35, は Sutton et al., (1978) に従い 1 cm とする. はバルクリチャードソン数で,

(A.18)

として評価される. ここで はモデル最下層の温位と水平平均温位, は地表面の温位 (=) である.


2次元非弾性系を用いた火星大気放射対流の数値計算
Odaka, Nakajima, Ishiwatari, Hayashi,   Nagare Multimedia 2001
up previous next