gtool4/Fortran 90
リファレンスマニュアル
type(GT_AXIS)
2000年12月04日
豊田英司
概要
GT_AXIS 型は座標軸を表現します。
書式
use gtool
type(GT_AXIS):: axis
手続
- Open(axis, var, dimno,
[vertical])
- オブジェクトの初期化。変数 var の dimno
番目の次元変数を用いた座標軸を作成します。デフォルトでは横軸を生成しますが、vertical
を真にすれば縦軸を生成します。Open したものは必ず Close
しなくてはなりません。ただし、Bind すれば Close
しなくてもよくなります。
- Close(axis)
- オブジェクトの終了処理。
- Bind(GT_FIGURE fig, axis)
- 座標軸を図の一部にします。等値線図 GT_CONTOURS
や線グラフ GT_LINE の投入によって自動的に図 GT_FIGURE
には座標軸が用意されるので、あまり使いません。
- Option(axis, option, value, err)
- オブジェクト axis のオプション option
(現在文字型のみを実装)を操作します。値が必要な場合は
value (現在文字型のみを実装)
が用いられます。許容される option
の集合はオブジェクトの種類によって異なります。オプション option
が許容されない場合は err が真になります。
- Draw(h_axis, v_axis, parent, [set_space])
- 内部的に使用されるサブルーチンです。座標軸は縦軸・横軸の対で描画されます。set_space
を真にすると描画デバイスと座標値の変換関数を再決定します。
- Load(axis, varname)
- Load(axis, var)
- 変数名 varname で指示される変数、または変数 var
から座標軸を読み込みます。
- Save(axis, [varname], [resultname])
- 変数名 varname で指示される変数に座標軸を書き出します。変数名指定を省略すると自動的に変数名を生成しますが、その名前は
resultname を指定すると取得できます。