[ davis プロジェクト ]
[ ワークショップ ]
- 場所
京都大学 生存圏研究所
新棟(総合研究実験棟) HW525 (生存圏セミナー室)
<URL:http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/access.html> 参照
2/15:
モデルの可読性, 可搬性, データ I/O 等などにまつわる多角的雑談会
2/16:
モデルの並列化と gtool4 I/O
- gtool4 の改良すべき点とその可能性
- スペクトルモデルでの並列化
- 石岡組の実装実験の動向は如何?
- モデルを自由に改変したい
- 他人の計算と比較したい
- 他のモデルと比較したい
- 野望
- 理解可能なモデル(計算能力よりも何計算しているのかわかる)
- 階層的なモデル(1D から 3D まで)
当日のスライド
- 概要
- 1998 年より開発開始
- 元々は科学技術振興調整費によるプロジェクト
- 現在バージョン 2.1, 開発版は 2.2.
- コード作成は榊原さん, 一からスクラッチアップ
- 著作権についてはよくわからない点がある
- 利用にあたっての制限はない
- 著作権を詐称されないようにする
- 利用者を増やしたい
- JMA-NHM の公開により, 国内では NHM に流れ気味
- 東アジアではアメリカのモデル(とくに MM5)を使っている人が多い
- 数理モデル
- 構成
- 逐次版と並列版, NAMELIST による計算設定入力, 逐次版と並列版では,
CPU 数の指定以外に違いはない
- データ処理のためのプリプロセッサ, ポストプロセッサを用意
- 初期値, 境界値に用いるデータの生成
- 並列版ではポストプロセッサで各 PE のデータを統合
- 離散化
- 空間方向には差分 (荒川 C + ローレンツ格子)
- 時間積分はモード分割法, 短い時間ステップの計算は HE-VI, HE-VE 両方
の選択が可能
- 地図投影(極ステレオ, メルカトル, ランベルト)
- 地球シミュレータへ
- ver.2 で f90 化, 設定を変更しても再コンパイル不要
- I 方向にはベクトル長を長くとる, J 方向に並列化
- 128 ノードテスト
- ベクトル化率 99.4%, 並列化率 99.985%, 並列化効率 86.5%
- モデルのシステム化