エルニーニョ


もともと, エルニーニョとはペールーで毎年クリスマスの頃に, 貿易風の弱まりに伴って海水温が上昇し, 漁期が終わることを指していた言葉で, スペイン語で「神の子」という意味である.

通常,この現象は2-3ヶ月でもとに戻るが, 数年に一度くらいの頻度で,大規模に起こり長期にわたることがある. 気象学では,この大規模な現象をエルニーニョと呼んでいる.

1970年代エルニーニョで, ペルー沖のイワシ (家畜の飼料として使われていた) が取れなくなったために, 大豆が代替飼料として使われ, 大豆の国際価格が高騰した結果, 日本の豆腐の値段が高騰したことから, 日本では一般に知られるようになった.