Zalesak(1979) に従うとその計算手順は以下のようになる.
なお補正係数 の与え方については後述する.
このように定義することにより応用範囲が大きく広がる. 低次のスキーム には条件がつくが, 高次のスキームに対しては何も制約がないのであらゆ るスキームを用いることができる. 組み合わせるスキームを決めてしまえ ばあとは上記の手順に沿って機械的に計算を進めることができる. 実際計 算をする場合には を 計算する部分のコードだけを書き換えればよいことになるので, 種々のス キームを用いてそのパフォーマンスを比較検討することが容易になる.
なお Harten and Zwas(1972) による自己調節混合スキーム (Self-Adjusting Hybrid Schemes; 以下 SAHS とする)は, 上記の 5 番 目に相当する所の計算方法が異なるだけで, その他の手順は同様である.
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となる. FCT とは低次と高次のスキームの重ね合わせであり, その比率 の与え方に工夫を凝らしたものと捉えることができ る. の与え方を変えると SAHS にすることもできる. 一般に FCT として普通目にするのは(18)式の表現である. ここまで来ると Boris and Book(1973), Book et al.(1975) の表 現とは一見異なるが, やっていることは同じである.