補正係数 は補正フラックスによって補正された値 が極値を取らないように, すなわち がある最大値 及び を超えないように与える. その際対 象となる格子点に関わる全ての補正フラックスの存在を考慮すれば, 全節 で挙げたような多次元に拡張した場合に発生する問題を回避することがで きるだろう. これは次のような手順で を与えるこ とで達成することができる.
これは Book et al.(1975) で言うところの ``terrace'' を作 らないようにするためのものである(Book et al. 1975, 図9参 照). 実際は となることは稀なので, この条件を与えなくてもさ ほど問題にはならない.
または clipping を抑えるために,
とする.
は 点に流入しうる antidifuusive フラックスの上 限を決める.
は 点から流出しうる antidifuusive フラックスの上 限を決める.