サブルーチンの説明 : ポリマーカープリミティブ

マーカー列の図形出力(polymarker primitive)に関するサブルーチン群.

GLpGET/GLpSETが管理する内部変数'LMISS'.TRUE.にすると 欠損値処理をおこなう. つまり欠損値の点にはマーカーを打たない.

また,内部変数'NPMSKIP'([here]節参照)を 変更することによって何点かに1個の割合で マーカーを描くこともできる.

SCPMZU/SCPMZV

  1. 機能
    U/V座標系でマーカー列を描く.属性も同時に指定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL SCPMZU(N,UPX,UPY,UPZ,ITYPE,INDEX,RSIZE)
    CALL SCPMZV(N,VPX,VPY,VPZ,ITYPE,INDEX,RSIZE)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      N               (I)   配列UPX, UPY, UPZの長さ.                       
                                                                            
      UPX, UPY,       (R)   長さNの配列.                                   
      UPZ                   マーカーを打つ点のU座標系における(X, Y, Z)      
                            座標の値を与える.                              
                                                                            
      VPX, VPY,       (R)   長さNの配列.                                   
      VPZ                   マーカーを打つ点のV座標系における(X, Y, Z)      
                            座標の値を与える.                              
                                                                            
      ITYPE           (I)   マーカータイプ.SCSPMT参照.                    
                                                                            
      INDEX           (I)   マーカーのラインインデクス. SCSPMI参照.       
                                                                            
      RSIZE           (R)   マーカーのサイズ.SCSPMS参照.                  
                                                                            
    
  4. 備考
    1. Nは1以上でなければならない.
    2. ここで指定したITYPE, INDEX, RSIZEは, SCPMU, SCPMV が参照する ITYPE, INDEX, RSIZEを変更しない.

SCPMU/SCPMV

  1. 機能
    U/V座標系でマーカー列を描く.
  2. 呼び出し方法
    CALL SCPMU(N,UPX,UPY,UPZ)
    CALL SCPMV(N,VPX,VPY,VPZ)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      N               (I)   配列UPX, UPY, UPZ の長さ.                      
                                                                            
      UPX, UPY,       (R)   長さNの配列.                                   
      UPZ                   マーカーを打つ点のU座標系における(X, Y, Z)      
                            座標の値を与える.                              
                                                                            
      VPX, VPY,       (R)   長さNの配列.                                   
      VPZ                   マーカーを打つ点のV座標系における(X, Y, Z)      
                            座標の値を与える.                              
                                                                            
    
  4. 備考
    1. Nは1以上でなければならない.
    2. 描くマーカーの属性は SCSPMT, SCSPMI, SCSPMSで設定する.

SCSPMT

  1. 機能
    SCPMU, SCPMV で描くマーカータイプを設定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL SCSPMT(ITYPE)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      ITYPE   (I)   マーカータイプ(初期値は1)                              
                    . ITYPEが1のとき'', 2のとき'+', 3のとき'',              
                    4のとき''のように, DCL文字番号(                        
                    [here] 節および[here] ,[here]                           
                    節の フォントテーブル参照)に対応する文字を描く.       
                    たとえばITYPE = 152のとき,'α 'を描く.                
                                                                            
    
  4. 備考
    1. ITYPEは0以外でなければならない. ただしITYPEが0のとき,メッセージは出力されるがなにもしない.
    2. ITYPEの妥当性はこのルーチンでチェックされず, SCPMU, SCPMV を呼んだときにチェックされる.
    3. 現在設定されているマーカータイプは
      CALL SCQPMT(ITYPE)
      によって参照できる.

SCSPMI

  1. 機能
    SCPMU, SCPMV で描くマーカーの ラインインデクスを設定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL SCSPMI(INDEX)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      INDEX   (I)   マーカーを描く線のラインインデクス (                    
                    [here] 節参照;初期値は1).                               
                                                                            
    
  4. 備考
    1. INDEXは1以上でなければならない. ただしINDEXが0のとき,メッセージは出力されるがなにもしない.
    2. INDEXの妥当性はこのルーチンでチェックされず, SCPMU, SCPMV を呼んだときにチェックされる.
    3. 現在設定されているマーカーのラインインデクスは
      CALL SCQPMI(INDEX)
      によって参照できる.

SCSPMS

  1. 機能
    SCPMU, SCPMV で描くマーカーの大きさを設定する.
  2. 呼び出し方法
    CALL SCSPMS(RSIZE)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      RSIZE   (R)   マーカーの大きさをR-座標系における                      
                    単位で指定する(初期値は0.01).                          
                                                                            
    
  4. 備考
    1. RSIZEは0より大きくなければならない. ただしRSIZEが0のとき,メッセージは出力されるがなにもしない.
    2. RSIZEの妥当性はこのルーチンでチェックされず, SCPMU, SCPMV を呼んだときにチェックされる.
    3. 現在設定されているマーカーの大きさは
      CALL SCQPMS(RSIZE)
      によって参照できる.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:05:13 EDT 1995