DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/11/10)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 荻原, 川原
  • 神戸大
    • 高橋(芳)

荻原からの報告

  • 観測された地形を与えた場合の計算で得られる ダストデビルによるダスト巻き上げダストフラックスと地形分布 との対応関係を調べている.
    • Ls=270, 南半球 これまではダストデビルによるダスト巻き上げフラックスおよび η, 顕熱フラックスなどについて経度分布を見てきた. 今回は, 顕熱フラックスの「中身」についても調べてみた.

      Ls=270, local time 12 時のときのデータの 5 日平均をもとに考える. η と 顕熱フラックスの分布を比べると, 顕熱フラックスの経度分布 の方がダストフラックスの経度分布に近いように見える.

      顕熱フラックスの式の ρ, Cp, バルク係数, (θ1 - θs) なども見てみた. そうすると, 顕熱フラックスの変化に一番効いているのは地表風速で あるように見える. 夏半球の 30 度付近で西風が強くなっている領域で地表風速が 大きくなり顕熱フラックスが大きくなる, となっているのだろうか.

      ηの緯度経度分布は, かなり地形に応じて決まっているように見える.

      バルク係数の経度緯度分布がちょっと不思議. 南緯 30 度で付近でまわりの緯度に比べて小さくなってる. この領域ではシアーが大きくなっている?

    • Ls=90, 北半球 やはり, ダストフラックスと地表風速の対応は良いように見える.

      この場合でも η と地形との対応は良いように見える.

      バルク係数の分布はやはり不思議. 北緯 60 度, 経度 60 度付近で大きくなっている.

  • TODO 今後は地表面風速分布がどのように決まっているか調べる. 最下層の安定度の 分布も調べてみる. 地表風の時系列をチェックする. 動画作る. どういう時に風が強くなっているのかをみる (斜面風は効かないのか?).

次回日程

  • 2015 年 11 月 17 日 (火) 15:00 TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて