DCPAM 作業ミーティング記録 (2018/01/23)
参加者
- 北大
- 荻原, 石渡
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田
荻原からの報告
MGS のダストシナリオを用いたダストの移流実験を行なっている. 大気中のダスト量 (季節変化パターン) がどうにも Kahre の結果と異なる.
風応力巻き上げスキームによる巻き上げフラックスも ダストデビル巻き上げスキームによる巻き上げフラックスも あわない.
今回は更に実験を行なってみた. 放射計算に使うダスト量を季節変化無しで東西一様にした場合を やってみた. τ_0.67= 0.2 とτを固定した場合 風応力巻き上げスキームによる巻き上げ量: ピークにおける値が少し小さくなった. ダストデビル巻き上げスキームによる巻き上げ量: Ls=270 でやっぱりピークが できちゃう.
τ_0.67= 0.92 とτを固定した場合 風応力巻き上げスキームによる巻き上げ量: 巻き上げ量が増加 ダストデビル巻き上げスキームによる巻き上げ量: Ls=270 でのピークが 大きくなっちゃった.
結局, ダスト量を変えても季節変換のパターンは変わらなかった.
Kahre と違うところは多々あるけど, 気になるのは, Ls=270 で南半球低緯度でダストデビルによる 巻き上げフラックスが他の場所, 季節に比べて随分大きくなっている点
これについては, 以前調べたときには, 境界層の厚さが増加することが効いていた 記憶がある.
再度, 境界層の厚さがなんで他の時期, 他の緯度に比べて厚くなるのか 見直してみることにする.
Newman の結果とも比較してみることにする.
松田からの報告
- 現在, 修士論文を鋭意作成中.
次回日程
2017 年 01 月 29 日 (月) 10:00-12:00 TV 会議にて. 接続希望は dcmodel@gfd-dennou.org (松田) まで.