乱流拡散係数 は Klemp and Wilhelmson (1978) に従い乱流運動エネルギー
から計算する. 熱に対する拡散係数は運動量に対する拡散係数
に等しいとする.
ここで
,
はそれぞれ浮力とシアーによる乱
流エネルギー生成項で
(10)右辺第 4 項は乱流エネルギーの散逸を表す.
この項から散逸加熱 が計算される.
地表からの運動量と熱のフラックス
は Louis (1979) の
パラメタリゼーションを用いて計算する. 熱に対するバルク係数は運動量に対す
るそれに等しいとする.
ここで
はモデル最下層高度
での水平風と温度,
は地表面温度である. バルク係数
は
から計算される. ここで
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(18) |
であり, はカルマン定数,
は地表面粗度である.
はバルクリチャードソン数で,
として評価される. ここで
は
モデル最下層の温位と水平平均温位,
は地表面の温位
(
)である.
地表フラックスパラメリゼーションに現れるパラメータの標準設定は以下のよう になっている.