: 参考文献
: プリミティブ方程式系と変形オイラー平均の復習
: オイラー平均方程式系
  目次
(
) を EP フラックス, 残差循環を用いて書き直す.
EP フラックス, 残差循環は以下のように定義する.
まず連続の式を書き換える.
(
) に
(
), (
) を代入すると
この第三項と第四項だけを取り出すと
したがって, 連続の式は以下のようになる.
![$\displaystyle \Dinv{a \cos \phi}
\DP{}{\phi}
\left(
\overline{v}^* \cos\phi
\right)
+ \Dinv{\rho_0}
\DP{}{z^*}
\left( \rho_0 \overline{w}^* \right) = 0.$](img137.png) |
|
|
(A.14) |
次に
の式を書き換える.
(
) に
(
), (
) を代入すると
(
) の右辺を以下のように変形する.
(
) の第一項と第二項だけ取り出すと
(
) の第三項と第四項だけ取り出すと
以上より, (
) は次のようになる.
ここで, 子午面内の発散を以下のように表した.
![$\displaystyle \Ddiv{\Dvect{F}}
= \Dinv{a \cos \phi } \DP{(\cos \phi F_{\phi})}{\phi} + \DP{F_{z^{*}}}{z^*}$](img174.png) |
(A.17) |
次に熱力学の式を書き換える.
(
) に
(
), (
) を代入すると
となる.
この右辺を更に変形すると
これより, 熱力学の式は以下のようになる.
最後に
の式について考える.
(
) に
(
), (
) を代入すると
Andrews et al. (1987) によれば, この式の右辺の量は
左辺に比べれば小さい. 右辺の項を全てまとめて
と書くと
の式は次のようになる.
以上をまとめると, 以下の変形オイラー平均方程式が得られる.
: 参考文献
: プリミティブ方程式系と変形オイラー平均の復習
: オイラー平均方程式系
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Tsukahara Daisuke
平成17年2月19日