初期のFORTRANでは引数によるデータの引渡しに時間がかかったため, 
COMMON文によりメインプログラムから
メソッド(元サブルーチン)へデータを引き渡す方法が多用された歴史がある. 
しかし, 現在ではデータの引渡しに要する時間は, 
どちらの方法でもほとんど変らない. 
それより, COMMON文を使うと, 
どのメソッド(元サブルーチン)で値が代入されているのかわかりにくくなってしまうので, 
可読性を高めるという見地から, 
COMMON文によるメソッド(元サブルーチン)へのデータ引渡はお勧めできない. 
電脳ライブラリでも余程特殊な理由(内部の作業領域確保など)がない限り, COMMON文は使用していない. 各メソッド(元サブルーチン)へのデータの引渡は全て引数を使っている.