dcbib は文献カードを管理するデータベースシステムです。 個々の文献カードの仕様は dcbib-card(5) に記述されています。
データベースに記録を追加するには、 dcbib-card(5) dcbib-help(1) にしたがってファイルを作成し dcbib-add(1) によって登録します。 dcbib-add(1) の CGI インターフェースである dcbib-add.cgi(1) も、用意されています。
データベースの記録を削除するには dcbib-remove(1) を用います。実際には消去するわけではなく単に名前を変更するだけです。
データベースの記録を検索するインターフェイスとしては、 dcbib 固有のものは用意されていません。 全文検索はたとえば namazu(1) を用いてください。
もっとも基本的なインターフェイスはシェルコマンドです。 これはいくつかのコマンドの集合体です。 これらのシェルコマンドはよいユーザインターフェイスとしてではなく、 ユーザインターフェイスから起動されるサブプログラムにふさわしいように 設計されています。
すべてのメッセージはエラー、警告、動作完了報告に分類され、 標準エラー出力に出力されます。 メッセージの先頭はそれぞれ ERROR, WARNING, OK で始まります。 終了ステータスは処理が成功した場合 0、 警告が表示されている場合 1、 エラーが表示されている場合 2 となります。
dcbib-add(1) は dcbib-card(5) 形式の文献カードを標準入力から読み取り、 これをデータベースに登録しようとします。
作ろうかという計画がありましたがまだ用意されていません。
データベースは group writable にしておくべきです。 ファイルを作成するプログラムは umask(2) を操作して group writable なファイルを作成します。 ファイル所有グループについては考慮されていません。