 
 
 
 
 
   
 66
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放射過程としては
太陽から射出された短波放射と地球において射出された長波放射とに分けてと
り扱う. 
  
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短波放射過程においては,
水蒸気とそれ以外の大気による吸収のみを考慮し
多重散乱は考慮しない.
吸収係数の異なった 個の波長帯を
考える(k-distribution method).
個の波長帯を
考える(k-distribution method).
 は,
は,
|  |  |  | |
| ![$\displaystyle \left. - \alpha_g (1-\alpha_A) F_S^I
\exp \left( - \tau_{S,i}(0) ...
... \right)
\exp \left( - ( \tau_{S,i}(0)-\tau_i(z) ) \sec \zeta_0 \right)
\right]$](img275.png) | (89) | 
 は大気上端からの入射,
 は大気上端からの入射, 
 は入射角,
 は入射角,
 は散乱光の相当入射角で,
 は散乱光の相当入射角で, 
 とする.
 とする.
 は大気の散乱によるアルベドであり, 一定値を与える.
 は大気の散乱によるアルベドであり, 一定値を与える.
 は地表面のアルベドである.
 は地表面のアルベドである.
 は, 大気上端を0とした光学的厚さであり,
は, 大気上端を0とした光学的厚さであり,
|  | (90) | 
 は波長帯
 は波長帯  の水蒸気に対する吸収係数,
 の水蒸気に対する吸収係数,
 は波長帯
 は波長帯  の水蒸気以外の大気に対する吸収係数である.
これら吸収係数は
 の水蒸気以外の大気に対する吸収係数である.
これら吸収係数は 等に依存しない一定値を与える.
等に依存しない一定値を与える.
 は波長帯
 は波長帯  の放射エネルギーの全体に対する割合である.
 の放射エネルギーの全体に対する割合である.
地表面での吸収は,
|  | (91) | 
入射フラックス  は,
太陽定数を
 は,
太陽定数を  , 
太陽地球間の距離の, その時間平均値との比を
, 
太陽地球間の距離の, その時間平均値との比を  ,
入射角を
,
入射角を  とすると,
 とすると,
|  | (92) | 
 は次の式で与えられる.
 は次の式で与えられる.
|  | (93) | 
 は太陽の赤経,
 は太陽の赤経, 
 は時角(地方時から
は時角(地方時から  を引いたもの)である.
 を引いたもの)である.
地球の年平均入射量および年平均入射角は, 
近似的に, 次のようになる.
|  | (94) | 
|  | (95) | 
 66
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長波放射過程においては,
水蒸気とそれ以外の大気による吸収と射出のみを考慮する.
吸収係数の異なった 個の波長帯を
考える(k-distribution method).
個の波長帯を
考える(k-distribution method).
 は,
は,
|  | (96) | 
 は,
は,  間のフラックス透過関数,
 間のフラックス透過関数,
 は放射源関数である.
 は放射源関数である. 
フラックス透過関数,
 は,
は,
|  | (97) | 
 は, 大気上端を0とした光学的厚さであり,
は, 大気上端を0とした光学的厚さであり,
|  | (98) | 
 は波長帯
 は波長帯  の水蒸気に対する吸収係数,
 の水蒸気に対する吸収係数,
 は波長帯
 は波長帯  の水蒸気以外の大気に対する吸収係数である.
これら吸収係数は
 の水蒸気以外の大気に対する吸収係数である.
これら吸収係数は 等に依存しない一定値を与える.
等に依存しない一定値を与える.
 は波長帯
 は波長帯  の放射エネルギーの全体に対する割合であり,
一定値をとると近似する. また,
 の放射エネルギーの全体に対する割合であり,
一定値をとると近似する. また, 
 を用いる.
 を用いる.
 
 
 
 
