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1996 年 11 月 13 日
| 宇宙船名 | 接近年月日 | 軌道・最接近 | 主な観測 | 
| マリナー4号 | 1965.7.15 | 9800km | 写真 , 磁場 , 大気 | 
| マリナー6号 | 1969.7.31 | 3400km | 表面写真 , 大気放射 | 
| マリナー7号 | 1969.8.5 | 3500km | 表面写真 , 大気放射 | 
| マリナー9号 | 1971.11.13 | 周回 | 表面 , 大気 , 衛星写真 | 
| 宇宙船名 | 接近年月日 | 軌道・最接近 | 主な観測 | 
| マース2号 | 1971.11.27 | 周回と着陸 | 表面 , 磁場 , 下層大気 | 
| マース3号 | 1971.12.2 | 周回と着陸 | 表面 , 磁場 , 下層大気 | 
| マース4号 | 1974.2.10 | 2200km | 表面 , 磁場 , 下層大気 | 
| マース5号 | 1974.2.12 | 周回 | 表面 , 磁場 , 大気 | 
| マース6号 | 1974.3.12 | 着陸 | 表面 , 磁場 , 大気 | 
| 宇宙船名 | 接近年月日 | 軌道・最接近 | 着陸地点 | 
| バイキング1号 | 1976.7.20 | 周回と着陸 | クリセ平原(22.4  N,48.0  W) | 
| バイキング2号 | 1976.9.3 | 周回と着陸 | ユートピア平原(47.9  N,225.8  W) | 
バイキング1号の周回船の軌道要素を表1に , バイキング2号の
            周回船の軌道要素を表2に示す。
            周回船は何度か軌道を変えているので , 表1と表2には周回船が
            軌道要素を変えた時の軌道要素を示してある。
            周回数(rev number)は周回船が火星を回った回数である。
            近火点高度(periapsis altitude)は次式で定義される量である。
            
 
 は近火点における周回船と火星の質量中心との間の
            距離であり ,
 は近火点における周回船と火星の質量中心との間の
            距離であり ,  は火星の赤道半径(3394Km)である。
            軌道傾斜角(inclination)は火星の公転面とバイキングの軌道面との
            なす角である。
            近火点緯度(periapsis latitude)は周回船の軌道の近火点の真下の
            火星表面上の点の緯度である。
            (図1参照)
 は火星の赤道半径(3394Km)である。
            軌道傾斜角(inclination)は火星の公転面とバイキングの軌道面との
            なす角である。
            近火点緯度(periapsis latitude)は周回船の軌道の近火点の真下の
            火星表面上の点の緯度である。
            (図1参照)
![\Depsf[140mm]{fig/tansa-1.ps}](img5.png) 
| 月日 | 周回数 | 平均周期 | 近火点高度 | 軌道傾斜角 | 近火点緯度 | 
| (回) | (時間) | (Km) | (deg) | (deg) | |
| 1976.9.24 | 96 | 25.65 | 1515 | 38.2 | 32.3 | 
| 1977.1.22 | 213 | 23.05 | 1480 | 39.1 | 38.1 | 
| 1977.3.11 | 263 | 21.92 | 299 | 39.2 | 39.2 | 
| 1977.3.24 | 278 | 23.50 | 303 | 39.3 | 39.2 | 
| 1977.5.15 | 331 | 23.50 | 323 | 39.2 | 36.8 | 
| 1977.7.1 | 379 | 23.97 | 321 | 39.2 | 32.7 | 
| 1978.12.2 | 898 | 24.85 | 260 | 39.9 | -38.5 | 
| 1979.5.19 | 1061 | 24.99 | 329 | 39.0 | -29.0 | 
| 1979.7.20 | 1120 | 24.79 | 357 | 39.9 | -20.9 | 
| 月日 | 周回数 | 平均周期 | 近火点高度 | 軌道傾斜角 | 近火点緯度 | 
| (回) | (時間) | (Km) | (deg) | (deg) | |
| 1976.9.30 | 51 | 26.78 | 1518 | 75.1 | 63.6 | 
| 1976.12.20 | 123 | 26.48 | 778 | 80.1 | 60.6 | 
| 1977.3.2 | 189 | 24.73 | 751 | 80.2 | 54.4 | 
| 1977.4.18 | 235 | 22.73 | 723 | 80.5 | 51.9 | 
| 1977.9.26 | 404 | 24.29 | 712 | 80.3 | 34.3 | 
| 1977.8.9 | 417 | 24.22 | 594 | 80.3 | 32.6 | 
| 1977.8.23 | 431 | 23.98 | 302 | 80.3 | 24.8 | 
| 宇宙船名 | 打ち上げ年 | 主な観測目的 | 結果 | 
| フォボス | 1988 | 写真 , 磁場 , 大気 , 衛星 | フォボスへ向かう途中消失 | 
| 宇宙船名 | 打ち上げ年 | 主な観測目的 | 結果 | 
| マースオブザーバー | 1992 | 写真 , 表面 , 重力 , 磁場 | 火星軌道突入後消失 | 
謝辞
本稿は 1989 年から 1993 年に東京大学地球惑星物理学科で行われていた, 流体理論セミナー, 及び 1996 年に行われていた 固体火星セミナーでのセミナーノートがもとになっている. 原作版は石渡正樹による「火星現象論」 (1989/05/19) であり, 林祥介によって地球流体電脳倶楽部版「火星現象論」 として書き直された (1996/06/23). その後小高正嗣によって加筆された (1996/11/13). 構成とデバッグに協力してくれたセミナー参加者のすべてにも 感謝しなければならない.
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