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[dennou-ruby:002172] RubyNetCDF 0.6.0 released



堀之内です。

RubyNetCDF を久々にバージョンアップして 0.6.0 としてリリー
スしました。 http://ruby.gfd-dennou.org/products/ruby-netcdf/
からどうぞ。

今回の変更はちょっと大きいです:

  * scale_factor/add_offset を使っている場合の改善。特に、
    欠損値対応のデバグ --- 例えば、NCEP 等の客観解析データを
    使っている場合に、今までうまく読めないケースがありましたが、
    読めるようになりました。
  * OPeNDAP/DODS対応NetCDFへの対応。configure時(ruby extconf.rb)に、
    opendap-config コマンドが存在し、オプション --disable-opendap
    をつけなければ OPeNDAP/DODS 対応の NetCDF ライブラリーをリン
    クします。
  * (ランク0の)スカラー変数読み込みのデバグ。今までなんと SEGV
    するようになっていたのに気づいてませんでした。
  * 竹広さん等から指摘のあった 64 ビットマシンでコンパイルできな
    い不具合の解消(といっても手元にないのでテストしてません。竹
    広さん、お暇なときに確認お願いします。)

ところで OPeNDAP/DODS 対応の NetCDF ライブラリーのインストールは
かなり面倒です(依存ライブラリーが山ほどある)。そこで、linuxパ
ソコン用のバイナリーも用意しました。Ruby 1.8 でアーキテクチャー
依存ライブラリーのディレクトリー名が i686-linux の場合は使えるは
ずです。上記サイトからダウンロードできます。これを使うとファイル
名に DODS サーバー上のファイルの URL を指定できます。例えば 
http://motherlode.ucar.edu/cgi-bin/dods/nph-nc/dods/model/2005031000_sst_21-24.nc 
ローカルなファイルももちろん今まで通りOK。

パッケージ作者の皆様。近日中に GPhys もアップデートします。
3/22-23 のワークショップ/セミナーにむけ、すみませんが、パッケー
ジのアップデートをよろしくお願い致します。

堀之内 武                    horinout@xxxxxxxxxxxxxxxxxx
京都大学生存圏研究所               611-0011 宇治市五ヶ庄