: 4 積雲パラメタリゼーション
: DCPAM4 第1部 数理モデル化
: 2 座標系
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ここでは支配方程式を記し, 特に力学過程2について詳細を記す.
まず支配方程式の中で力学過程と認知される部分・項を示す.
ついで各々の詳細を述べる.
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ここでは支配方程式を順に示す.
この方程式の詳細に関しては, Haltiner and Williams (1980) もしくは
第A章 を参照せよ.
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ここで,
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ただし,
は水平拡散項であり, 3.3 で説明される.
は小規模運動過程による力である.
は放射, 凝結, 小規模運動過程等による加熱・温度変化,
は凝結, 小規模運動過程等による水蒸気ソース項,
は摩擦熱である.
鉛直流に関する境界条件は
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(24) |
である. よって(3.1) から,
地表気圧の時間変化式と
系での鉛直速度を求める診断式
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(25) |
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(26) |
が導かれる.
ただし熱的境界条件については 6 章において記述する.
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水平拡散項は, 次のようにの形で計算されるのが普通である.
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(28) |
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(29) |
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この水平拡散項は計算の安定化のための意味合いが強い.
小さなスケールに選択的な水平拡散を表すため,
としては, 416を用いる.
水平拡散を波数に依存しない一様な値にすることもできる.
詳細省略.
- Haltiner, G.J. and Williams, R.T.,
1980:
Numerical Prediction and Dynamic Meteorology (2nd ed.).
John Wiley & Sons, 477pp.
- ... 特に力学過程2
- 力学過程という単語が適切かどうかは不明である. 実態は,
モデルにおいて各格子点で計算されない部分を指す.
- ...P3
- (2005/4/4 石渡) 力学過程という節が昔存在していたが, 必要か???
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: 2 座標系
Yasuhiro MORIKAWA
平成20年6月10日