よく使う表現
-
〜平均した
-
zonally averaged, zonal mean ハイフン不要
latitudinally averaged ハイフン不要
time-averaged ハイフンがあることが多い
meanは相加平均にのみ用いる。東西平均は相加平均でも構わないが、緯度平均は重み付き平均が普通だと思う。
- ある程度
-
to some extent
- 広範囲にわたって
-
over a wide range
- 〜に関して
-
in regard to …, with regard to …
- 〜の理由
-
the reason for
- 〜を用いて
-
by (the) use of, by using
- の目的で
-
for the purpose of
- 〜に比例して
-
in proportion of
- 〜の条件で
-
under … condition
- 以上、以下、より多い、未満
-
500台以上:500 units or more
500台以下:500 units of less
500台より多い:over 500 units, more than 500 units
500台未満:below 500 units, less than 500 units, fewer than 500 units
日本語では同じでも、英語では意味が異なる表現
-
すなわち、つまり
-
namely はすでに(曖昧または間接的に)述べたものを名指ししたり、具体的にしたり、同じものであることを述べる(コメントする)。namelyの後に続く語は読み手が既に知っていて、推察可能な語が来る。namely の誤用は非常に多い。
that is は述べたことの説明を始めるために使われる
that is to say, in other words, which is, more precisely, specifically.
- 多少
-
somewhat は rather や quite と同じ、ある程度、幾分
more or less は「完全にではないけれど」という意味
- (数が)ある程度の
-
several 数が大きいことを強調する
a few 数が小さいことを強調する。または中立。
- 適した
-
appropriate ふさわしさ、適切さ = suitable, fitting
adequate 量、長さなどがちょうどよい = sufficient, enough
- 目的
-
aim 目指している“方向”や“経路”。
goal 目指している“到達点”、“行き先”
purpose 行動を起こす“動機”や“理由”
objective 目指している“成果”
- その結果として
-
as a result, consequently 状況に対して使用される。後者は副詞である。
as the result 具体的なもの(数式なども含む)に対して使用される
両者とも“因果関係”、“帰結”をあらわすのであって、“論理関係”の表現ではない。
- 〜である限り
-
as long as, on the condition that 0/1の条件に対して用いる。
as far as, to the extent that 様々な程度で存在する条件に対して用いる。
- 〜させる
-
cause, make 強制 = force, compel, constrain, require, necessitate, oblige, drive
allow, let 許可= make possible, facilitate, enable, permit, admit
- 変化する
-
vary 連続的な量の変化
different 2つの局面/状況の変化
change 変化の過程, 無生物が主語の場合は自動詞で用いる
shift 場所、向き、傾向の小さな変化
関数的依存性 → depends on, are functions of, evolve, fluctuate, dependence, evolution, fluctuation, dynamics
- 扱う
- deal with ではない
- 等しい、同じ
-
equal “量”が等しい。ただし“量”とは演算の対象となりうるもの。
identical, equivalent, coincident, congruent, isomorphic 量でないものの同一性。
- 特に
-
especially, (particularly) “程度”に関して比較を行う表現で用いる。形容詞を修飾する。
in particular 議論の焦点をある場合や、例に合わせるために用いる。動詞を修飾する
specially 焦点をより具体的にする。動詞を修飾する。
- 例外
-
except for 例外の存在の重要さを強調する意味合いで使うことがある.
bar, excepting, but (for) それら例外を別にすれば一般論が成り立つという積極的な主張. exceptingは改まった語で, butはもっぱらnone, nothing, all, anyoneなどのあとで用いられる.
apart from, aside from 例外に言及はするがそれほど重要なものではないという意味合い.
- 意味
-
meaning 言葉、数学、論理などによる“表現”が意味するもの. その表現が直接表すもの(観念).
inplication 表現を含めてもっと幅広い“物事”が意味するもの. 表現が直接表すもの(観念)から推論されうるものも含む。
significance 気象学では“統計的な意味”を表す際に用いられることが多い。
connotation, import, purport, substance, inference, inferred meaning and implicit meaning.
- 単調に
-
monotone, monotonic, monotonically 数学用語の単調をあらわすのはこれら3語のみ。
- 四則演算の正しい表現
-
a + b : a is added to b, We add a to b, a and b are added, We add a and b.
a − b : b is subtracted from a, We subtract b from a.
a × b : a multiplies b, b is multiplied by b, We multiply a by b.
a ÷ b : b divides a, a is divided by b, We divide a by b.
- 無視する
-
ignore, omit make no consideraton of が第一義。何かが考慮に入れられなかったり、扱われなかったり、存在していないと見なされていることを表す。omitは省略するの意味でよく使われる。
neglect make little consideration of が第一義。不完全に扱うというネガティブな意味を表す。
- 〜を基づいて(た)
-
based on 形容詞句なので、必ず名詞を修飾しなければならない。はっきりとした論理的つながりが必要。
on the basis of 副詞句で、一般に動詞を修飾するために用いられる。はっきりとした論理的つながりが必要。
in reference to, with respect to 参考にして
using 利用して
- 一方で
-
on the other hand 文A. On the other hand, 文B. このとき AとBは同じ主題にたいして、異なる見方を示さなければならない。
and, but, while, whereas 一方でが本来意味するところは、これらの接続詞で表現可能。
- または
-
or or は可能な「場合 (実際の場合・潜在的な場合・実情に反する場合)」の存在を示す。
and 全体が包含する分類を示すときは and である。
- オーダー
-
(of) order 10 無次元量に対して用いる。形容詞である。
on the order of 10K 次元量に対して用いる。ofのあとには目的語が来る。
- 一部
-
part of 単数名詞 あるひとつの存在と見なされているものの一部を意味する。
some, several, certain, a few, a number of 集団の中の全てではないが複数の存在を意味する。
- 問題
-
problem 成し遂げるべき具体的な行為を伴う仕事。そのような仕事が要求される問い。
「研究のテーマ」「研究の対象」という意味でproblemは不適切。またproblemはsolveするもので、qustionにはanswerする。
qustion 解答、解決されていない問題点、題
- 研究
-
study, investigate, (analyze, examine, treat) 特定の何かを調べること
research 比較的広い範囲および長い期間にわたるプロジェクトの意味
- その、この、あの + 名詞
-
the 現在の議論の範囲において、唯一のものに対してのみ使う。
this 議論の中、読者の目の前にあるものに対して使う。
that 議論から遠いところにあるものに対して使う。
- 従って、だから、ゆえに
-
therefore 直前の内容が後の内容をおこなう「理由」であることを指摘する。「そのために」= for this/that reason
hence 論理的な「自然な脈絡」 = as an inference, as a deduction, it is implied that, it follows that
thus = in this/that way, with this/that fact/situation/result
- 今までに
-
untill now 今終わったというニュアンスが強く含まれる。
up to now 今終わったというニュアンスが多少含まれる。
to now 今終わったというニュアンスがわずかに含まれる。
yet まだ継続している
- 立場から、観点から
-
日本語のこれらを正確にあらわす英語は存在しない。
point of view = manner of viewing, manner of thinkingが近い
view は眺めそのもの。viewpointは眺め主の立っている位置。
- 〜のとき
-
when, in the time that 時間的意味で用いる。具体的にその状況が実現した時同時に起こることを述べる(実現すること前提)。
in the case that, in the situation that, for the case that 場合の意味で用いる。
if 実現するかどうかは含意せずに、抽象的に因果的論理的つながりを挙げる。
- (予報)精度
-
accuracy 観測と比較したときの精度
skill 基準としている(従来の)予報と比較したときの精度
- 協力、共同
-
collaboration 2つ以上のソースを基に最良の結果を目指すときに用いる。
coordination 最低限の結果を保証するために2つ以上のソースが必要なときに用いる。
- 移動する、移る
-
advect 移流。流れによる移動。
propagate 伝播。流れ以外による移動。
move 上二つの両方について言える。つまり、上二つが同時に起きている、またはどちらか判別できないときに用いる。 - 〜の
-
ニューヨークの支店:a branch in NewYork
モーターのベルト:a belt on the motor
天井のスプリンクラー:a sprinkler
物理の才能:a talent for physics
物理の実験:an experiment in physics
英語のレポート:a report in English
物理の本:a book on physics
問題の式:the equation in question
計画の変更:a change in the plan
寸法の違い:a difference in size
生産の減少:a decrease in production
部品の注文:an order for the parts
将来の計画:plans for the future
風邪の薬:a drug for a cold
10万円の小切手:a check for 100,00 yen
製品の情報:information on/about the product
価格の引き下げ:a reduction in price
顕微鏡での検査:an examination under a microscope
両者の違い:the difference between the two
三者間の協定:an agreement among the three parties
社長の秘書:a secretary to the president
- 能力
-
ability 可能性または積極的な実行力を意味し、不定詞を伴う。
capacity 受け入れ、収容、吸収する消極的な力を意味する。電気測定の最大出力は例外。
- ほとんど
-
almost 程度を表す。動詞を修飾する。
almost all 量や数を表す。名詞の前におく。
most 副詞としては「最も」の意。形容詞としては「最も多い」「たいていの」の意。
- 大きい
-
big かさ、かたまり、重量、容積などが大きいことを示す。
large 寸法、限界、量、容量などを示す名詞に付けられる。
great 卓越、著名、至高などに用い、物質的なものには使わない。
- 2つ
-
both 2つのことを共に考える場合。
the two 2つのことを別々に考える場合。
- 反対に
-
on the contrary 他人の意見などに賛同できないことを表す主観的な反対。
in contrast 客観的に反対の事象や著しい相違を表す。
注意して使用すべき表現
辞書で用例を確認すること!
-
viewpoint
-
- aspect
-
- character
-
- nature
-
- characteristics
-
- circumstances
-
- situation
-
- Then
- thereforeの意味では使えない
- especially
- 文節を修飾してはならない。→ In particular
- abbreviate
- 省略する(omit, delete)ではなく、短く簡単にする(shorten, simplify)に近い— We abbreviate f(xi) as fi.
- about
- 「およそ」の意では approximately のがふさわしい。また、「およそ」の意図するところをよく考える必要がある。
「〜について」の意ではdeal with, treat, investigate, studies などをつかう。ただしinformation, details, knowledgeのあとに置くのはよい。
- according to
- 以下の3つが正しい用法で、これら以外の意味の「によって、によれば、に従って」の訳語としては使えない。どうせなら、下記の同義表現を用いるべき。また、「必ずしも全面的に信用してない」のニュアンスを持つ。
-
in keeping with, in agreement with 〜と合致して
- as stated by, on the authority of 〜で表明された通りに
- in the manner determined by 〜で定義された通りに
- all, both
- 否定文や複数の名詞を修飾するときに誤解可能な文を生みやすい。
- already
- 過去、現在完了、過去完了形の文では不要。現在形の文では“予想よりも、通常よりもはやく”の意味が込められる。
- and so on, and so forth, etc.
- including, such as, like などのような全てではないことを伝える表現をした場合は不要。
- any
-
- as for
- 多くの場合不要。→ with regard to, in regard to, as regards, regarding, with respect to and concerning
- as well as
- andと同義ではない。in addition to, and in additionの意味
- aspect
- 抽象的/具体的な“ものの一面”を表す = features, characteristics, properties. “立場”ではない
- at first, first
- at first は時間 = in the beginning, at the beginning, initially
first は順番 = to begin with
- at last
- after a considerably long time の意味
- available
- それが利用されうる状態ですでに存在している(邪魔するものがない)ことを表す。
- because of 名詞
- この名詞は“理由を生み出すもの”であって理由(reason)そのものではない。→ for this reason
- candidate
-
- categorize, classify
- 前置詞をともなう用法に注意が必要
- circumstance
-
- common
-
- compared with, compared to
- compared が比較を表すので、comparedの前に来る形容詞・副詞は比較級や比較を意味する言葉にしてはならない。またcomparedは動詞を限定するものではない
- contrast
- 必ず同種のものを対比する
- degenerate
-
- despite
- 前置詞であり、接続詞ではない。
- difference+前置詞
- difference of 量, difference in 概念, difference between 特定のもの and 特定のもの
- different + 前置詞
- different from 別個の物, different than 似てないもの. between や among とは使用しない。
- difficult
- 何かの動作、行為を表す名詞、または動作、行為などと直接に関連していいる名詞を修飾する
- discussion (discuss)
- 情報や概念を提供する目的の文章を意味し、何か結果が得られるものを導きだすための議論はdiscussion ではない。
- dynamics
- 概念的な(学問分野のひとつとしての)力学という意味のときは単数として扱い、これ以外の力学的現象を表すときは複数形として扱う。ただし力学現象を記述する際は、より具体的な表現で記述するべき。
- entire
- 複数の事物を集合的に描写するのではなく、あるひとつの事物を全体的に描写する場合に用いる。通常、単数形名詞を修飾する。
- except +for
- except for = with the exception of
-
(用法1) [ある性質Aで特徴付けられる物事の類] +, except for + [その類に属しているにも関わらず、性質Aを持っていない物事] +, [性質A]
- (用法2) [全般的な状況の説明] + , except for + [全般的な状況の一貫性を破る物事]
上記の用法以外では他の前置詞を用いる。
- feature
- 必ず数えられる事物を意味する。ある物や現象のnature や essence はひとつしかない。
- for a moment, for the moment
- for a moment は時間的な“一瞬” = for a short time。
for the moment は何かの存在や状態が一時的または予備的だということ「とりあえず」の意。= for the present time, fir the time being, for now, for the present.
- however
- 副詞であり、接続詞ではない。よって文節をつなぐことはできない。
- in spite of
- 意味的誤りと文法的誤りが多い。
- instant, instance
- instant は瞬間、時点。 instance は場合、例。
- A is the key to B
- Bは名詞、動名詞であり、to 不定詞 の形にはなれない。また to のかわりにofは使用できない。
- earlier, before, previously, later, after
- 論文中で前述、後述の意味で、時間的表現をもちいることは避けるべき。
- meanwhile
- = at the same time, during that timeであり、 and, also, in addition, butの意味ではない。
- more, less
- 副詞としてしようする場合、形容詞・副詞を修飾する。動詞を修飾するとmore often, less oftenの意味になる。また「さらに」「より」の訳語としては不適な場合もある。
- no more, no longer
-
- not only
- 文法的にonly と同様であり、not only は直前または直後の語を修飾するので、離れた位置にある動詞などを修飾することは出来ない。
- notation
- 複数の記号、式などを表す集合名詞であり、通常単数形である。terminology, expression, symbol, definition, quantityの意味でもちいてはならない。
- on the contrary
- 正しい用法は
(1) [否定文]. On the contrary, [肯定文] で両文は趣旨が一致しなければならない。
(2) [誰かの主観や、事物の可能性を述べる文]. On the contrary, [前文の内容とは反対の事実を述べる文]
であり、対比や対照の用途では使えない。
- operate
- 「作用する」という意味の自動詞なので、∇ operates to u. は正しいが、We operate ∇ to uは誤り
- opposite
- 形容詞、副詞、名詞、前置詞として使われるので、用法に注意が必要。またsignとの併用時に誤用が多い。
- otherwise
- 形容詞または副詞なので、必ず何かを修飾する。
- per
- preはone、each、every の意味を含んでいるので、これらの語と併用してはならない。またperの目的語は無冠詞の可算名詞である。
- possible
- 基本的に It is possible to 動詞 + 目的語. または It is possible for 意味上の主語 + to 動詞 + 目的語. の形で用いる。
- possibilty
- 可能性が意図した事物に対して示されているか注意が必要。
- reason
-
- sameとas
- same と as を使用する際は正しい用法を確認すること。また same に通常 the がつく。
- saturate, saturation
- 数学的な意味で用いる際は注意が必要。
- similar
- as とは併用しない。similar + 名詞 + toとすると文意が不明瞭になる。通常 the はつかない。
- since
- 第一義は「〜以来」であり、「だから」を意味していることが明白なときもsinceは必ず時間的ニュアンスを伝える。
- such as, so as, such that, so that
- これらはよく混同される。
such as 例示だが、「種」の物事が意識され、それゆえ例示された物は「代表例」のニュアンスをもつ
so as = for the purpose of, in such a manner that
such that = of a type that, with the property that. 名詞を修飾する。
so that = (1) for the purpose of, in order that. (2) with consequence that, and therefore (直前にコンマがつく)
- then
- 副詞であり接続詞ではない。thus, therefore, henceの意味は持たない。
- too + 形容詞
- too + 形容詞 は冠詞と名詞の間には入らない。
- where
- 関係副詞として場所にかかる。case, situation, exmapleにはかからない。また数学的な“点”の場合はat which を用いる。ただしシンボルの説明に用いられる。
- equations, formulas, theories
- 既知の方程式、公式、理論は特定の状況/仮定のもとで作られたものなので、これらを拡張するさいは、注意が必要。
- false alarm rate と false alarm ratio
-
false alarm ratio = the number of false alarms divided by the number of forecasted events.
false alarm rate (または the probability of false detection) = the number of false alarms divided by the number of times the event did not happen.
- forcing
- 通常、予報方程式の(左辺を時間微分項のみにしたときの)右辺にある項を指す. ゆえに診断方程式では使えない。
- frequency
- “単位時間あたり”の場合にのみ用いる。そうでない場合は単にnumber of eventsとする。
- be observed, be seen
- 直接観測したのでなければ、occurred や produce.
- resolution
- グッリド間隔(数)について述べる際は不適。なぜならば、グリッド間隔の大きさと、そのグリッドメッシュでresolve出来る現象のスケールは異なるから。→ grid spacing, grid increment, grid separation, grid interval.
- state
- sayよりも遥かに強い意味なので、sayの代用として使うことは不適。
- theory
- theoryは長い間試され、観測を説明し、未来を予測することが可能なアイデアや枠組み、概念モデルについて用いるべき。そうではない推論に対しては hypothesis が適当。
- case
- 以下の場合は直したほうがよい。
in this case → here
in most cases → usually または具体的に頻度を表す
in all cases → always
in no cases → never
in many cases → many of 〜
- a number of 複数, the number of 単数
- a number of は many や several のがよい。
- reaction
- 物理学の「反動」や化学の「反応」以外の意味はない。
- recently
- 現在形とともに使用してはならない。現在完了か過去形で使う。
避けるべき表現
-
image
- 写真などの意味以外では使ってはならない。
- from the standpoint
- → in connection with (the fact that) または in the light of (the fact that)
- 文頭のAnd
- → Moreover, Further
- 文頭のBut
- → However, Nevertheless
- 文頭のSo
- → Therefore, Hence
- 文末のtoo, however
- 使用してはならない
- We had better
- 口語的 → It is best to
- care about
- 使わない
- anymore
- 口語的。誤用しやすい。
- around
- 意味が沢山あるため、文意が不明瞭になる。→ near, approximately at, on /both/all/ sides of, on either side of, in the /neighborhood/region/vicinity/ of, surrounding, in the region surrounding, throughout the region surrounding, encircling, centered at.
- at the same time
- 異なる2つの用法がある。
→ however, nevertheless
→ simultaneously
- beside, besides
- 口語的。→in addition to, except for
- by
- は意味が多様なので、より意味が限定された表現を用いるべき。ただし、受動態の主語を表す場合は除く。
(by) using, with, (by) employing, through, in terms of, by applying, (by) utilizing, (by) making use of, through use of, by means of, with the help of, with the aid of, from など。
- change
- 誤用が多い。
関数的依存性 → depends on, are functions of, evolve, fluctuate, dependence, evolution, fluctuation, dynamics
無生物が主語の場合は自動詞で用いる
- clue
- 口語的。意味が不正確。
- consideration
- 意味が多様であいまい。
→ thinking about, looking at
→ discussion, survey, account
→ taking into account
→ a fact of factor to be considered
→ study, analysis, treatment
- deal with
- → analyze, consider, study, investigate, discuss
- depending
- 構文的な誤用が多い。
- each other
- 不要。ただの強調語であることがほとんど。
- from now, from now on
- 不要の場合や誤用が多く、口語的。
- hard, hardly
- 誤用が多く、口語的。
- have to do with
- have a relation to, have a connection with という意味で用いるのは口語的。
- have to, must と only の併用
- 意味が曖昧になる。
- hint
- 意味が曖昧で口語的。
- information of A
-
所有 A’s information の意味のときはinformation possessed by, information contained in.
その他の場合、of は about, regarding, /with/in/ regard to, concerning, pertaining to, with respect to, in reference to, in relation to, relating to, in connection /to/with/, pertinent to, relevant to
またinformation を know と併用するのは誤り。不可算名詞である。
- issue
- 「問題」「論点」の訳語としては誤り。より限定された意味のある言葉に変えるべき。
- just
- 意味が多く、口語的。 → only, simply, recentlyなど。
- knowledge
- 意味が広い。→ information, understanding. 不可算名詞である。
- largely
- 2つの意味がある。→ greatly, for the most part, mainly, by and large
- nothing but
- 誤用が多いし、正しい用法を使う機会はまれ。
- notion
- → idea, thought, concept, conception
- nowadays
- nowadaysは「傾向」「流行」という意味を含む → now, today, at the present time, at this time, presently, currently.
- plural
- 文法用語して以外は使わない → multiple
- popular
- 誤用が多い。正しい意味でも「社会全体」にたいして用いられるのが普通。→ common, conventional, customary, general, generic, main, normal, ordinary, predominant, prevailing, prevalent, standard, typical, usual.
- real
- 数学の「実数の」という意味以外では使用しないほうがよい。
- really
- かなり口語的。→ actually, truly, certainly, undoubtedly, indeed, in fact, genuinely, very, quite, greatly, considerably, substantially, significantly, utterly, altogether, extremely, extensively, to a great extent.
- remarkable
- 珍しいという意味が含まれる → worthy of note, worth noting, notable, interesting, important, significant, noticeable, observable, marked, conspicuous, prominent, pronounced.
- とてもの意味でのso
- 口語的 → very
- so far
- 口語的で多義。→ up to the present, to this time, to this point, yet, previously
- traditional
- 科学論文には不適。 → conventional, ordinary, usual, established, orthodox, familiar, regular, normal, standard, customary, existing, past, previous.
- yet
- 誤用が多い。強調のニュアンスがある。
- activity
- あいまで、不正確。文脈に応じて → number of cloud-to-ground lightning flashes, total flash rate, number of supercells, frequency of hurricane passage, etc.
- causing
- → associated with
- chaos, random
- 非常に限定された意味を持っている。→ poorly organized, disorganized.
- convective initiation
- → convection initiation
- convective temperature
-
- correlate, correlation
- 数学的な意味でのcorrelationに限る。→ relate, relation, correspond
- datum point
- 一点でもdata pointでよい。
- (モデルの出力結果としての)data
- モデルの出力結果に対してdataが使われることを嫌う人がいるので、observationの結果のみdataと呼ぶべし。
- day
- 日付を表すときは→ date
- 紛らわしい日付表記
- → “1200 UTC 10 December 1994” が標準
- divergence/convergence causes vertical velocity
- 水平発散/収束と鉛直流速は連続の式で関係しているが、これは予報方程式ではなく、診断方程式なのでcauseとは言えない。
- fog burning off
- 科学的に正しくない。
- greenhous effect
- 本当の温室は、“大気の温室効果”のような効果で内部を暖かく保っているわけではない。
- 温室効果を説明するためのblanket
- 大気の温室効果の仕組みはブランケットの効果の仕組みとは異なる。—the surface of the Earth is warmer than it would be in the absence of an atmosphere because it receives energy from two sources: the sun and the atmosphere.
- northward, southward
- → poleward, equatorward
- positive/negative vorticity
- → cyclonic/anticyclonic vorticity
- numerical prediction
- → dynamical prediction らしい。numerical prediction はstatistical predictionも含む。
- overrunning
-
- severe storms
- → severe convective storms.
- vertical motion
- → vertical velocity
- why
- → how. 「なぜ」を探求するのは哲学や神学であり、科学は「どのようにして」を扱う。
- methodology
- → methods. methodologyは the study of methods の意味にとられかねない。
- and/or
- 誤解されることが多い。別の表現で書き変える。
- could
- 「出来た」の意味はなく「過去に出来る能力があった」の意味になるので、「出来た」は単に過去形にする。
- fact
- 証明可能な事柄のみを意味し、判断した事柄には用いない。
→ effect, hypothesis, observation, value, result, phenomenon, finding, similarity などより具体的な言葉に変える。
同様にthe fact that, of the fact that も不要。
- matter
- あいまいな語 → affair, question, request, trouble, delay など正確な語を用いる。
- well-known
- → widely known, often adopted/used
- while
- 第一義「〜をしている間に」以外では使わない。「一方で」を使いたいときは whereas
誤った表現
-
call A as B
- → call A B ここでBはAの名前
- A equal to B.
- → A is equal(形容詞) to B. A equal(他動詞) B.
- operate P to f
- operateは「作用する」という意味の自動詞なので∇ operates to u. は正しい。また適切な前置詞に注意すべき。
- cold/warm temperature
- → low/high temperature
- in details
- → in detail
- the followings
- → the following 複数でも s を付けない
- inside of
- → inside
- very, more, less, extremely, mildly+uniqueなどの絶対的な語
- これらの副詞で修飾出来ない。
絶対的な語: equal, false, final, flat, horizontal, impossible, initial, obvious, perfect, permanent, safe, straight, supreme, total, true, unanimous, vertical
- A and/or B
-
便利なようで、誤解されかねない。→ A or B or both
英語論文で見られる良くない表現
以下は見延先生のページからの引用です.
-
set up
- 「落とし入れる, 嵌める」という意味があるせいか, あまり使われないような気がする。
- then
- 「次ぎに」くらいのつもりで使う例が多いが, 厳密に時間的に後にあることにしか使えない。
- exist
- 日本語は名詞主導の言語なので, 「. . . (名詞)が存在する」という表現が多い. しかし, この表現は動詞主導の言語である英語では多くの場合にはまず使えない. 特に「...という現象が存在する」とは全く言えない. 動詞主導の英語ではoccurなどを使う(単純な置き換えではダメ)のが良さそうである。
- there is
- 上と同じく there is variability などとはできない.
- could
- could は仮定法過去すなわち, 「. . . できたのにそうはしなかった」と紛らわしいので日本人は使用しない方が無難. 例えば, You could call me yesterday.と彼/彼女から言われたら, 「あなたは昨日私に電話をかけることができた(能力を有していた). 」という意味ではなく, 「あなたは昨日わたしに電話をかけれたのに, かけてくれなかったじゃない!」のように多分に非難や残念な気持ちが入っている.
- 懸垂分詞
- 分詞節の主語が主節の主語に一致しなくてはならない.
Considering smaller spatial scale of the 2nd mode, oceanic adjustment driven by surface wind is important.
この場合, Considering …, we …と主節の主語はweとならなくてはならない. そうでなくては, considering の主語と主節の主語が不一致となるためである. このように主節の主語と分詞節の意味上の主語とが一致しないことを, 懸垂分詞と呼び, ほとんどの場合に避けなくてはならない. 私が知る限り唯一の例外は, using である. Using の場合, 主節の主語は人でなくても良いようである(そういう用例が多数見られる). おそらく, using は慣用句的に使われ意味上の主語の機能が失われているのであろうと推測している.
- 非制限的用法の関係代名詞節の前後にカンマ’,’が無い
- 関係代名詞には, 制限的用法と非制限的用法の二つがある.
制限的用法とは関係代名詞節がなくては文の意味が成り立たない場合で, 例えば We conduct a experiment that identify the response of the system to the external forcing. では, We conduct an experiment. だけでは文として意味を成さないことが分かるだろう.
一方非制限的用法の例は, We examine the interannual variability of the Pacific Ocean, which is one of the action of the center associated with El Nino. で, which 以下は付加的な情報を示しているだけであり, なくても文の主たる情報は伝わるのである. 多くの場合制限的用法ではthatを, 非制限的用法ではwhich を用いる. まれにnative speaker に制限的用法でもwhich に直すように求められることがあるが, その理由は不明である.
- 文がAndかButから始まる
- And, But から始めるのは口語的なのでダメ.
- and で結ばれる前後の節の並列性が低い
- and以外を使うか, 並列性を高める.
- 節の区切りにカンマがない
- A is B and C is D. などでは, A is B, and C is D. と節(この場合は等位節)の前にカンマが必要.
- 式だけの行の末尾にカンマ’,’かピリオド’.’が無い
- 英語では式も文なので, カンマかピリオドが必要.
- 式だけの行の次の行がWhereから始まる
- where が正しい.
- maximum amplitude
- maximal amplitude が正しい.
- spectrum peak
- spectral peak が正しい
- 冠詞
-
-
the が必須:the North Pacific, the Japan Sea, the North American continent, the Kuroshio
- the が付かない:North America, Eurasia
- in 1990s -> in the 1990s
- northern hemisphere
- the Northern Hemisphere (NとHが大文字, theがつく)
- Northern and Southern Hemisphere
- Northern and Southern Hemispheresが正しい
- 段落の最初の文がインデントされていない
- 必ずインデントする.
- 文頭のGenerally
- In general, が正しい.
- 文頭のParticularly, Especially,
- In particular, が正しい.
- 文頭のAssociated with
- ほとんどの場合, In association with が正しい.
- Fig. 1, 2
- Figs. 1, 2 が正しい.
- Fig.1
- Fig. 1: 英文では省略形を示す際にピリオドを置く. 従ってピリオドの後に空白が無いと, その非省略形はFigure1という1単語になってしまう.
- Fig. 1(a)
- Fig. 1a が正しい.
- 括弧の前に空白が無い
- 括弧の前には必ず空白をつける.
- 名詞の結合のし過ぎ
- upper water temperature grid data. 名詞を2語つなげる使用はOK(grid data, water temperature). 3語になるとちょいと苦しい, 場合によってはハイフンを使う方が良い, (例 sea-surface temperature).
- firstly
- first が正しい.
- grid data
- gridded data が正しい.
- on the other hands
- on the other hand (handが単数)
- 他動詞と自動詞
-
-
relating issue → related issue (relate は他動詞で使う)
- 主語名詞 locates → 主語名詞 is located. (locate は位置させるという他動詞)
- ここで我々はどうこうした. のここでのHere
- Nowが正しい. 数式のあとの「ここでv は流速」のときはHere.
- in mid-latitude
- in mid-latitudes が正しい.
参考文献一覧