正二十面体格子における格子点およびそのコントロールボリュームの頂点の座標データを管理する構造型とそれらのデータを操作する手続きを提供するモジュール. [詳細]

データ型
type	IcGrid2D_FVM
	正二十面体格子における格子点およびそのコントロールボリュームの頂点の座標データを管理する構造型. [詳細]
関数/サブルーチン
subroutine, public	IcGrid2D_FVM_Init (self, glevel, ic_radius)
	構造型 IcGrid2D_FVM の変数の初期化を行う.
subroutine, public	malloc_GP_array (self)
subroutine, public	malloc_CV_array (self)
	各格子点に付随するコントロールボリュームの頂点座標を保持する配列のメモリを確保する.
subroutine, public	IcGrid2D_FVM_Final (self)
	構造型 IcGrid2D_FVM の変数を最終化する.
integer, public	get_EffSize_Min (self)
	格子点座標を保持する配列において, 物理的意味がある配列の最小インデックスを取得する.
integer, public	get_EffSize_Max (self)
	格子点座標を保持する配列において, 物理的意味がある配列の最大インデックスを取得する.
integer, public	get_IdMax (self)
	格子点座標を保持する配列(構造体 IcGrid2D_FVM の成分 rcs_AGrid)において, 袖領域も含めた配列の最大インデックスを取得する.
integer, public	get_IdMin (self)
	格子点座標を保持する配列(構造体 IcGrid2D_FVM の成分 rcs_AGrid)において, 袖領域も含めた配列の最小インデックスを取得する.
real(DP), public	get_IcRadius (self)
	正二十面体を内包する球の半径を取得する.
integer, public	get_glevel (self)
	水平格子分割レベル(glevel)を取得する.
subroutine, public	set_rcregion_bounds (self, rcID, top, left, bottom, right)
	矩形領域の端の 4 個の頂点座標を設定する.
subroutine, public	paste_margin_width (self)
	のりしろ部分をとなりの矩形領域の内側の格子座標データで埋める.
integer, public	generate_CV5_GPindex (self, GP_i, GP_j, rcID)
	(特異格子点(rcID,GP_i,GP_j)の)コントールボリュームの各頂点(全 5 個)の計算に必要な格子点の id の組を取得する.
integer, public	generate_CV6_GPindex (self, GP_i, GP_j, rcID)
	(特異格子点(rcID,GP_i,GP_j)の)コントールボリュームの各頂点(全 6 個)の計算に必要な格子点の id の組を取得する.
integer, public	check_pole (self, rcID, i, j)
	格子点(rcID, i, j) が極に対応するかを調べる.
subroutine, public	calc_icosahedron_vertex (orth_icvertex)
	単位球に内包される正二十面体の頂点 12 個の座標を計算する.
変数
integer, parameter, public	RC_REGIONS_NUM = 10
	全矩形領域の数.
integer, parameter, public	ICOSAHEDRON_VERTEX_NUM = 12
	正二十面体の頂点数.
integer, parameter, public	CELL_POINTS_NUM = 6
	格子点に付随するコントロールボリュームの頂点数(特異点は例外的に 5 ).
integer, parameter, public	NOT_POLE_FLAG = 0
	指定された格子点が両極と一致していないことを示す定数.
integer, parameter, public	NORTH_POLE_FLAG = 1
	指定された格子点が北極と一致していることを示す定数.
integer, parameter, public	SOUTH_POLE_FLAG = 2
	指定された格子点が南極と一致していることを示す定数.
integer, parameter, public	GTYPE_STDGRID = 1
integer, parameter, public	GTYPE_STDGCGRID = 2
integer, parameter, public	GTYPE_SPRGCGRID = 3

説明

正二十面体格子における格子点およびそのコントロールボリュームの頂点の座標データを管理する構造型とそれらのデータを操作する手続きを提供するモジュール.

IcGrid2D_FVM_Manager モジュールについて

から:: IGMBaseLib 1.0

Copyright (C) GFD Dennou Club, 2011-2012. All rights reserved.
License ??

作者:: Yuta Kawai

関数/サブルーチン

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::calc_icosahedron_vertex ( real(DP),dimension(icosahedron_vertex_num, 3),intent(inout) orth_icvertex )

単位球に内包される正二十面体の頂点 12 個の座標を計算する.

引数:

[in,out] orth_icvertex 12 個の頂点座標を保存する配列.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 851 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::check_pole	(	type(IcGrid2D_FVM),intent(inout)	self,
		integer,intent(in)	rcID,
		integer,intent(in)	i,
		integer,intent(in)	j
	)

格子点(rcID, i, j) が極に対応するかを調べる.

北極であった場合 NORTH_POLE_FLAG, 南極であった場合 SOUTH_POLE_FLAG, いずれでもない場合 NOT_POLE_FLAG を返す.

引数:

[in,out]	self	構造型 IcGrid2D_FVM の変数.
[in]	rcID	対象となる格子点(rcID, i, j) の矩形領域のインデックス rcID.
[in]	i	対象となる格子点(rcID, i, j) の i.
[in]	j	対象となる格子点(rcID, i, j) の j.

戻り値:: pole_flag 指定された格子点が極と一致しているか否かを表す定数.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 819 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::generate_CV5_GPindex	(	type(IcGrid2D_FVM),intent(inout)	self,
		integer,intent(in)	GP_i,
		integer,intent(in)	GP_j,
		integer,intent(in)	rcID
	)

(特異格子点(rcID,GP_i,GP_j)の)コントールボリュームの各頂点(全 5 個)の計算に必要な格子点の id の組を取得する.

ただし, 北半球および南半球の極にあたる格子点のコントロールボリュームに対しては, 適用できない.

引数:

[in,out]	self	構造型 IcGrid2D_FVM の変数.
[in]	GP_i	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の GP_i.
[in]	GP_i	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の GP_j.
[in]	rcID	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の rcID.

戻り値:: CV_GPId コントールボリュームの各頂点の計算に必要な格子点の id の組.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 608 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::generate_CV6_GPindex	(	type(IcGrid2D_FVM),intent(inout)	self,
		integer,intent(in)	GP_i,
		integer,intent(in)	GP_j,
		integer,intent(in)	rcID
	)

(特異格子点(rcID,GP_i,GP_j)の)コントールボリュームの各頂点(全 6 個)の計算に必要な格子点の id の組を取得する.

引数:

[in,out]	self	構造型 IcGrid2D_FVM の変数.
[in]	GP_i	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の GP_i.
[in]	GP_i	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の GP_j.
[in]	rcID	対象となる格子点(rcID, GP_i, GP_j) の矩形領域のインデックス rcID.

戻り値:: CV_GPId コントールボリュームの各頂点の計算に必要な格子点の id の組.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 711 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::get_EffSize_Max ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

格子点座標を保持する配列において, 物理的意味がある配列の最大インデックスを取得する.

引数:

[in,out] self　構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: gridEffMin 格子点座標を保持する配列ののりしろ部分除いたインデックス(水平一方向)の上限.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 385 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::get_EffSize_Min ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

格子点座標を保持する配列において, 物理的意味がある配列の最小インデックスを取得する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: gridEffMin 格子点座標を保持する配列ののりしろ部分除いたインデックス(水平一方向)の下限.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 361 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::get_glevel ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

水平格子分割レベル(glevel)を取得する.

引数:

[in] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: 水平格子分割レベル.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 481 行で定義されています。

real(DP),public IcGrid2D_FVM_Manager::get_IcRadius ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

正二十面体を内包する球の半径を取得する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: 正二十面体を内包する球の半径.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 458 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::get_IdMax ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

格子点座標を保持する配列(構造体 IcGrid2D_FVM の成分 rcs_AGrid)において, 袖領域も含めた配列の最大インデックスを取得する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: rcs_AGrid の袖領域も含めた配列の最大インデックス.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 410 行で定義されています。

integer,public IcGrid2D_FVM_Manager::get_IdMin ( type(IcGrid2D_FVM),intent(in) self )

格子点座標を保持する配列(構造体 IcGrid2D_FVM の成分 rcs_AGrid)において, 袖領域も含めた配列の最小インデックスを取得する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

戻り値:: rcs_AGrid の袖領域を含めた配列の最小インデックス.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 434 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::IcGrid2D_FVM_Final ( type(IcGrid2D_FVM),intent(inout) self )

構造型 IcGrid2D_FVM の変数を最終化する.

構造型 IcGrid2D_FVM において動的に確保された全ての配列のメモリを解放する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 330 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::IcGrid2D_FVM_Init	(	type(IcGrid2D_FVM),intent(inout)	self,
		integer,intent(in)	glevel,
		real(DP),intent(in)	ic_radius
	)

構造型 IcGrid2D_FVM の変数の初期化を行う.

この初期化では, 正二十面格子やそのコントロールボリュームの情報を保持する配列のメモリは確保されない. これらは, それぞれ本モジュールが提供する手続き malloc_GP_array, malloc_CV_array を用いて行うことができる.

引数:

[in,out]	self	構造型 IcGrid2D_FVM の変数.
[in]	glevel	水平分割レベル.
[in]	ic_radius	正二十面体を内包する球の半径.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 232 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::malloc_CV_array ( type(IcGrid2D_FVM),intent(inout) self )

各格子点に付随するコントロールボリュームの頂点座標を保持する配列のメモリを確保する.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の変数.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 298 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::malloc_GP_array ( type(IcGrid2D_FVM),intent(inout) self )

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 270 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::paste_margin_width ( type(IcGrid2D_FVM),intent(inout) self )

のりしろ部分をとなりの矩形領域の内側の格子座標データで埋める.

引数:

[in,out] self 構造型 IcGrid2D_FVM の参照.

IcGrid2D_FVM_Manager.f90 の 544 行で定義されています。

subroutine,public IcGrid2D_FVM_Manager::set_rcregion_bounds	(	type(IcGrid2D_FVM),intent(inout)	self,
		integer,intent(in)	rcID,
		real(DP),dimension(3),intent(in)	top,
		real(DP),dimension(3),intent(in)	left,
		real(DP),dimension(3),intent(in)	bottom,
		real(DP),dimension(3),intent(in)	right
	)

矩形領域の端の 4 個の頂点座標を設定する.

引数:

[in,out]	self	構造型 IcGrid2D_FVM の変数.
[in]	rcID	頂点座標を設定する矩形領域の ID.
[in]	top	上側頂点に対応する格子点座標.
[in]	left	左側頂点に対応する格子点座標.
[in]	right	右側頂点に対応する格子点座標.
[in]	bottom	下側頂点に対応する格子点座標.