 
 
 
 
 
   
 によって生じる圧力と, それからのずれとで
スケールをわけて, それぞれ P0, P とする. これらを用いてそれぞれの変
数を無次元化すると次のようになる.
によって生じる圧力と, それからのずれとで
スケールをわけて, それぞれ P0, P とする. これらを用いてそれぞれの変
数を無次元化すると次のようになる.
 
 であるとすると, w は鉛直方向に一
定であることになる. もし w が有限な値を持っていた場合には, どこかの海
底付近において w を補うだけの水平収斂あるいは水平発散がなくてはならな
いが, 条件より u,v の収斂・発散は無視できるくらい小さいため, w を補
うだけの収斂・発散が生じ得ない. したがってこの条件は棄却される.
であるとすると, w は鉛直方向に一
定であることになる. もし w が有限な値を持っていた場合には, どこかの海
底付近において w を補うだけの水平収斂あるいは水平発散がなくてはならな
いが, 条件より u,v の収斂・発散は無視できるくらい小さいため, w を補
うだけの収斂・発散が生じ得ない. したがってこの条件は棄却される. 
 の場合には, u が収斂(発散)していた場合には v が発散(収斂)してそ
れを補えばよいので, 可能性のある条件である. また
の場合には, u が収斂(発散)していた場合には v が発散(収斂)してそ
れを補えばよいので, 可能性のある条件である. また 
 の場合に
は, 3 方向において収斂・発散がバランスしていることを意味している. したがっ
て,
の場合に
は, 3 方向において収斂・発散がバランスしていることを意味している. したがっ
て,
 
 は鉛直スケールと水平スケールの比を表す無次元数で, 
一般に大洋スケールの大循環を考える場合には 1 よりもはるかに小さい.
は鉛直スケールと水平スケールの比を表す無次元数で, 
一般に大洋スケールの大循環を考える場合には 1 よりもはるかに小さい. 
以後 
 のバランスを考えて運動方程式 (6) 〜
(8) を見ることにする. (6) 〜 (8) 式の両辺を
f0U でわると次のようになる.
のバランスを考えて運動方程式 (6) 〜
(8) を見ることにする. (6) 〜 (8) 式の両辺を
f0U でわると次のようになる.
