: 3 木星の水雲を想定した計算例
: 2 断熱温度減率・静的安定度の近似系
: 2.2.2 湿潤断熱温度減率
静的安定度の式 (10) に (13) 式
を代入することで得られた式,
にクラウジウス・クラペイロンの式 (31) を
のように変形して代入すると,
となる. 平均分子量と平均比熱を (13), (14) 式を用い
て表現すると, 静的安定度は以下のように変形できる.
さらに凝縮成分が少ないとする近似式と
凝縮成分が多いとする近似式も併せて導出する.
その導出は以下の通りである.
- 凝縮成分が少ない近似
-
(40) 式に (26),
(36), (37) 式を
代入する.
その結果, 凝縮成分が少ない場合の静的安定度の近似式が得られる.
- 凝縮成分が多い近似
-
(40) 式に (28),
(38),
(39) 式を代入する.
その結果, 凝縮成分が多い場合の静的安定度の近似式が得られる.
: 3 木星の水雲を想定した計算例
: 2 断熱温度減率・静的安定度の近似系
: 2.2.2 湿潤断熱温度減率
SUGIYAMA Ko-ichiro
平成17年8月21日