タイトルは重要である。タイトルは読者を自分の論文に惹き付ける、最初のチャンスである。検索されることを考慮して、適切なキーワードを埋め込む.
よいイントロは以下の3つの論点を含んでいる。
この3つの論点をどう段落構成に反映するかは、使えるスペースに大きく依存する。字数や枚数に厳しい制限がなく、スペースが十分ある場合は、1論点を1段落以上を当てる。一方、スペースが乏しい場合には、2つあるいは3つの論点を1段落に押し込むことが多い。
いわゆるヒストリカルレビューのようなもの。たいていはIntroductionの一部または大部分になっている。 言うが易しで、実際に書こうとすると膨大な時間と労力を要する。
良い Literature synthesis とは音楽のコンピレーションアルバム(CDで、もともと別のアルバムに入っていた曲を、一定の意図に基づいて集めて作るアルバム)のようなもの。
それはただのベスト盤以上のものであり、
を含んでいる。
ただの事実の羅列は避けるべきであり、良い Literature synthesis を書くための指針(キーワード)は
Data and Methodsの節は完全でなくてはならない。追試可能なように過不足なく情報を提示(引用を含む)しなければならない。ただし、ExcelやMATLABなどを使用した解析ツールとして引用する必要はない。
この節のタイトルは、研究方法にふさわしいものを選択する。例えば「データと解析手法」「数値計算」「観測」など。Methodology は the study of methods の意味にとられかねないので Methodsを用いる方が無難。
書くべき内容は
論文の中では、最も書きやすい節なので、この節から書き出してもよい。
「結果」は論文・レポートの最も主要な部分であり、「データと解析手法」の節で説明した方法で得られる事実と、それがどう「はじめに」で提起した問題に答えるかの論理を説明する。全体像や大きな像から始めるのが良い。
自分が行った解析の結果を全てを、載せる必要はない。
“the fool collects the facts; the wise man selects them”
話の流れに必要最低限のデータプロットを用意すればよい。
結果の記述は、単なる計算結果の羅列ではなく、読者の大多数が納得できる解釈や推論や意味付けという、論理の展開を含む。
提起した問題の解決に直接必要な記述は「結果」で行い, その「結果」を踏まえてさらに生ずる2次的な問題を「議論」で扱う。
図の意味を理解するのに必要な記述はあくまで「結果」の中で述べなくてはならない。
過去の研究について述べる場合は、手短に(1文程度)。
教科書などに説明されている一般的な事項も同様に1文で述べる。より長い記述が必要な場合には「はじめに」か「付録」に移動させる。
「議論」では、「結果」で得られた個別の問題についての情報が、より一般的な科学の世界でどういう価値を持つのかを説明する。つまり説明する内容は「個別から一般へ」であり、「はじめに」の「一般から個別へ」と逆である.
議論では次のようなことが述べられる。
先行研究と本研究との違いについての議論
自分の研究の、理論的な意味するところ、実際的な応用について詳しく述べる。自分の研究の重要さは何か?
今後の課題
残された問題
その論文では不足している部分
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